お月見の由来を子供向けに説明する場合は?伝え方やオススメの絵本も紹介!

お月見 由来 子供向け




お月見といえば、まんまるお月様ですよね^^

 

子供の頃、月でうさぎがもちつきをしているんだよーなんて1度は聞いたこともあるのではないでしょうか?

 

お月見や十五夜とはなんとなく分かっているけれど、実際子供に聞かれると上手く説明できないですよね(笑)

 

そこで今回は、お月見の由来を子供向けに説明する場合の伝え方やオススメの絵本を紹介します。

 

 

お月見の由来を子供向けに説明する場合の伝え方は?

 

いざ子供にどうしてお月見をするのかとか、月にうさぎがいるのかなんて聞かれたら困りますよね(笑)

 

ここでは、子供にも分かりやすく説明する場合のポイントをご紹介します。

 

どうして十五夜と言うのか?

 

お月見といえば十五夜という言い方もしますよね。

 

十五夜のお月様が満月ということは何となくわかっていると思いますが、どうして十五夜と言われるのでしょうか。

 

実は月に大きく関係していて、十五夜というのは15日かけて丸くなった満月のことを言います。

 

なので、子供に説明する時は『15日かけて丸くなった満月を十五夜と言うんだよ』と教えてあげましょう。

 

どうしてお月見をするようになったのか?

 

そもそも満月というのは年に12回くらいは見えるのですが、1年で最も空が澄んでいる9月・10月に見える満月がきれいに見えると言われています。

 

月を見ながら風流な時間を過ごす・・・その歴史はなんと平安時代にさかのぼります。

 

お月見は、平安時代に中国から伝わり、当時は月見団子ではなく『里芋』をお供え物とするのが一般的でした。

 

満月に形が似た里芋をお供えして、秋の農作物の収穫を神様にお祈りしたり感謝していたことが原型のようです。

 

お月見は本来、ただ月を見るということではなく、秋の農作物の収穫祈願や感謝の儀式だったということですね^^

 

子供に説明をする時は、『昔の人が、秋に収穫する野菜やお米が沢山採れるようにお願いと、感謝をするためにお月見というものをするようになったんだよ』と教えてあげましょう。

 

どうしてお団子をお供えするのか?

 

先ほども少し触れましたが、実はもともとはお団子ではなく中国から伝わったときは『里芋』でした。

 

それが次第にお団子に変わりましたが、お団子の材料である上新粉はお米から取れます。

 

お米も秋に採れる作物なので、祈願したり収穫に感謝するという意味ではお米も里芋も同じですね^^

 

ちなみにお供えするお団子の数も15夜にちなんで15個というのが本来の形のようです。

 

三方という台座に15個のお団子を3段に分けて盛り付けるのが一般的です。

 

子供に伝える時は、『その年のお米がたくさん採れるようにお祈りしたり、感謝するために、お団子を作ってお供えするんだよ。お団子の数は十五夜にちなんで15個なのよ』と教えてあげましょう。

 

どうしてススキをお供えするのか?

 

ススキをお供えすることは、諸説あるようです。

 

1つは、魔除けとしてです。

 

ススキは切り口が鋭いので、お月見の時にススキを供えることで、邪気や災いなどを近づけないようにし、次の年も豊作になると信じられてきたという説も残っています。

 

2つ目は、稲の収穫祈願です。

 

十五夜の時点では、まだ稲の収穫が終わっていないので形が似ているススキで代用していると言われています。

 

子供に伝える時は、『ススキを飾る理由の1つ目は、台風や悪いことから稲を守るためで、2つ目は稲の形が似ているから、お米が沢山採れますようにとお願いする意味があるんだよ』と教えてあげましょう。

 

月にうさぎはいるのか?

 

これに関しては『いない』が正論ですが、それを言ってしまうと夢がないですよね(笑)

 

なので、『月にはうさぎが住んでいて、お月見の日はお団子を作っているかもしれないね、あの影がうさぎの形に見えるね』なんて話してみるのもいいかもしれません。

 

小さい子でしたら、目をキラキラさせて満月に釘付けになるはずです^^

 

お月見にちなんだオススメの絵本を紹介!

 

お月見にちなんだ絵本も実は沢山あります。

 

ここでは、子供向けにオススメの絵本を紹介します。

おつきみうさぎ  ※3歳~

 

こちらの絵本は、お月見の日にススキを取っていたら不思議なウサギを見つけることから始まります。

 

お月見団子の作り方も載っているので、絵本を読んだ後は子供さんとお団子作りをしてみてはいかがでしょうか^^

 

出版社と価格

  • 出版社・・・童心社
  • 価格・・・1300円(税抜)

 

14ひきのおつきみ ※3歳~

 

こちらは14ひきのねずみシリーズの中の1冊です。

ページ数は若干多めですが、登場する14匹のねずみがお月見のためのお月見台を一生懸命作る姿がとても愛らしいです^^

 

絵がとてもきれいなのと色合いも素敵な、オススメの1冊です!

 

出版社と価格

  • 出版社・・・童心社
  • 価格・・・1200円(税抜)

 

たぬきのおつきみ  ※幼児~

 

秋になり稲穂や野菜が沢山収穫され、喜ぶたぬきたちがお月様を喜ばせようと考えた行動が見どころです。

 

お月様もわらってしまうような、たぬきたちの行動に読んでいてとてもほっこりします。

 

出版社と価格

  • 出版社・・・岩崎書店
  • 価格・・・1300円(税抜)

 

おつきみバス  ※3~4歳

 

子供に大人気の『いただきバス』シリーズの5作目の絵本でテーマはお月見です。

 

お月様にお供えしたお団子をうさぎに盗まれてしまい、ねずみたちとバスくんが追いかけてお団子を取り戻そうとするお話です。

 

出版社と価格

  • 出版社・・・鈴木出版
  • 価格・・・1300円(税抜)

 

おつきみおばけ  ※2歳~5歳

 

おばけシリーズの1冊で、森の中にいるおばけちゃんがママとはぐれて泣いているうさぎちゃんを発見します。

 

うさぎちゃんをなぐさめようとお月見の支度をするためお団子に化けるところが見どころです^^

 

出版社と価格

  • 出版社・・・ポプラ社
  • 価格・・・880円(税抜)

 

ご紹介した絵本はほんの一部です。

 

おつきさま関連の絵本はとても沢山あるので、ぜひお子さんと一緒に選んでみるのもいいですね!

 

まとめ

 

今回は、お月見の由来を子供向けに説明する場合の伝え方やオススメの絵本を紹介しました。

 

子供に説明する時のポイントを5つ、オススメの絵本を5つ紹介したので、今年のお月見はぜひお子さんと一緒に絵本を読みながらお月見をしてみてください^^

 

最後までお読みいただきありがとうございました。